オリジナルグッズを販売するとき、商品説明が非常に重要になります。ここに何を書くかによって、顧客の購買意欲を高めることができるのです。今回は初心者の方でもかんたんに書けるよう、商品説明の書き方を説明していきます。
もくじ
基本情報はもらさず記載する
「商品説明にはいったいどんな文章を書けばいいのか」と悩んでいる方も多いかもしませんが、まずはそれ以前のポイントから抑えておきましょう。それは、商品の基本情報をもらさずに記載するということです。そんな当たり前のこと言われなくてもわかっていると思いきや、意外と何かしらの情報が欠落していることは多いもの。下記のリストはどの商品にも必ず書いておきましょう。
<基本情報>
・商品名
・価格
・サイズ
・素材
・発送方法
・納品にかかる日程
わかりやすい日本語をこころがける
どんなに魅力的な文章を書こうと思っても、まずは日本語として意味が通らなければいけません。凝った文章を作ろうとすると結果的にわかりにくくなってしまいやすいので、まずは「わかりやすさ」を重視してください。特に、下記のポイントには気を付けましょう。
<わかりやすい日本語のポイント>
・1文は40~60字程度にする
・1文に複数の意味を持たせない
・主語と述語を一致させる
・指示語(これ、それ、あれ、どれ)を多用しない
・「です・ます」調と「だ・である」調を同時に使わない
・漢字を使いすぎず適宜ひらがなを混ぜる
・改行や箇条書きなどを効果的に利用する
・文章作成後に必ず誤字脱字チェックをする
利用シーンを想像させる
そのオリジナルグッズを使うと、どんな風になるのか。そんな利用シーンを想像できる文章を意識してみてください。例えばスマホケースであれば、「背面にラメがあります」だけではなく、「背面にラメが散りばめられており、暗い場所でもキラキラとかわいく見えます」と書いた方が、実際に自分がそのスマホケースを持っている場面が想像できますよね。「割れにくい素材です」より「耐久性に優れており、うっかりコンクリートの上に落としても傷がつきません」と書くのがおすすめです。
デザインや素材は特徴を羅列するだけでは単なる情報にすぎませんが、このように利用シーンを想像させることで、そこにストーリーが生まれます。その商品の魅力も伝わりやすくなるので、購買意欲も高まります。
メリットを明確にする
この商品を買うとどんなメリットがあるのか、明確にしましょう。これはつまり、商品の魅力を文章で伝えるということです。ここではなるべく詳細に、具体的に書くことが求められます。例えば単に「かわいい」だけでは不十分です。かわいいの基準は人それぞれですし、何がどうかわいいのか伝わりません。例えば色がかわいいと表現するだけでも、「ピンクとブルーのコントラストがはっきりしていてかわいい」のか、「グレーを基調としたシックな雰囲気に差し色のホワイトが映えてかわいい」のかでは、まったくイメージが変わります。
リスクやデメリットを隠さずに書く
いいことばかり書いてある商品情報は、なんとなくうさんくさいと思う人も多いもの。そこで、もしも何かしらのリスクやデメリットがあるのなら、それを正直に書きましょう。隠したいと思うかもしれませんが、逆に明らかにしておいた方が信頼性が高まります。
例えば「使用していくうちに色が変わっていきます」「使い始めはにおいが気になる可能性もあります」などあらかじめわかっていれば、顧客も届いてから嫌な気持ちになることもありません。もし「思っていたのと違う」と思われてしまうと、それが低評価のレビューにつながり、ショップのブランド力が下がってしまいます。
オリジナルグッズの商品説明を上手に書こう
オリジナルグッズを販売するとき、つい商品開発以外の点はおろそかにしてしまいがちです。しかし作った商品を売るためには、説明文が非常に重要です。初めは慣れないかもしれませんが、文章は書けば書くほど上手くなります。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ顧客の購買意欲を刺激する文章を考えてみてください!